さて、今回はとっておきの本格・お寿司屋さんのランチをご紹介します。近鉄奈良駅から徒歩１０分、下御門商店街にある「福寿司」さんです。

赤い提灯が目印ですよ。実は編集部スタッフが長年、通い続ける本当は教えたくない…とっておきのお店なのです！
大将が２７歳のときに立ち上げ、なんと今年で創業３９年！奈良で老舗のお寿司屋さんです。カウンターだけの本格的なお寿司屋さんってちょっと入りにくいイメージがありますが、のれんをくぐると「へい、らっしゃい！」と、とっても気さくで元気な大将が出迎えてくれますよ。

毎日暑いし、体はだるいし、なんとなく食欲もない…

そんなときはお昼から、ちょっと贅沢してみませんか？
福寿司さんのランチは「ちらしずし」または「にぎり」がメインの大きく分けて２種類。
そんな中で今回は贅沢に「上ちらし」と「上にぎり」をいただきました！なんとランチには必ず三輪そうめん（冬場は茶碗蒸しに変わるそう！）がついてくるとのこと。楽しみです！

お寿司屋さんのお昼のメニューといえば「上ちらし」。
毎日、大将が市場から仕入れた新鮮なネタが、すし飯の上に勢揃い。見た目も華やかです！大きなウニがドーン！とお出迎え。
他にも、トロ・うなぎ・鯛・海老・イカがふんだんに使用されています。どのネタから食べようか、美しさに迷ってしまいます。

まずはウニから。新鮮なウニはほんのりとした甘みとシャリが絶妙にマッチング。

そしてトロ、うなぎ…どのネタも海辺で採れたてを食べているのかと錯覚するぐらいの美味しさ！提供する時間にあわせて炊かれたすし飯も、ネタとの相性抜群。
女性に丁度いいボリュームです。これぞ「お寿司屋さんの上ちらし」！

続いては「上にぎり」です。ウニ・うなぎ・中トロ・かに・鯛・イカ＆いくら・海老・子持ち昆布の８貫です！こちらも豪華な顔ぶれに食べる前から気持ちが高ぶります！

【うなぎ】
タレの香ばしい風味とふわっふわの食感がたまりません。そして分厚い！シャリとの相性がバッチリです！

【ウニ】
大きな粒がドーン！と存在感を放っています。ネタの中でウニが一番好きな私、大歓喜です！シャリに巻かれたパリパリの海苔とトロットロのウニの相性はバッチリ！味が濃いので、飲み込んだあとも口の中に余韻が広がります。

【中トロ】
口に入れた瞬間、トロと一緒にシャリがとろけます。思わず「幸せ…」と漏らしてしまうほど。

【かに】
こちらも、大きなかに身がドーン！と主張しています。身がしっかりしていて、歯ごたえが抜群！

【鯛】
口に入れるとシャリがほろほろっとほどけて、鯛のほのかな甘みと混ざり合います。美味しいです！

【海老】
鮮やかな海老にそっと乗せられた胡瓜の彩りが食欲をそそります。ぷりっぷりで食べごたえがあります。

【イカ＆いくら】
大将が考案した創作寿司・イカ＆いくら。あまり馴染みのない組合せですよね。「合うと思ったから作ってみた！」という大将の言葉に半信半疑でしたが…これが確かに合うんです！イカのきめ細やかくなめらかな食感と、いくらのプチプチ感が見事な調和を生み出します。お互いを高め合い、見事なハーモニーを奏でていました。

【子持ち昆布】
プチプチ食感がたのしい逸品です！海水に漬けられており、しっかり味が付いています。

すべて産地にはこだわらず、その日市場で一番いい状態のものを仕入れてくるそう。また、甲殻類のアレルギーをお持ちの方は別のネタに変更することも可能です。どのネタもとにかく分厚い！しっかりネタの味を楽しめました。

どのランチをオーダーしても必ず付いてくるのが奈良の名産・三輪そうめんです。ツルツルっといただける爽やかなのどごしが夏の暑さで気だるい体に効きます。

１本１本、しっかりコシがあるので食べごたえも抜群！この日は「古物（ひねもの）」をいただきました。新物に比べて、コシが強い麺に変化しているそう。

生きていて「苦労したことがない！」というくらい天真爛漫な大将。
そんな大将の握るお寿司だからネタもシャリも活き活きしているんです。まさに幸せを分けていただけるお店で至高のひとときを味わえます。

また、福寿司さんの夜は「おまかせコース　3,000円（税抜）」がオススメとのこと。
おいしいお寿司を目の前で１貫ずつ握ってくれます。

その日によってネタは変わるのでお楽しみ！まずはビールで、そのあと冷酒でしっぽりいただくのが編集部スタッフのオススメです♪気さくな大将とのお話も楽しいですよ。

奈良って内陸から海に面してないのに、本当に新鮮なお魚が食べれるの？とお思いのみなさん、福寿司を一度訪れてみてください。

ランチの営業時間は11:30～13:00です。大将曰く12:00くらいがオススメとのことです！