今回のランチは、近鉄奈良駅近くの餅飯殿商店街を少し入り、細～い路地を進んだ先にあるお店「huerto（ウエルト）」さん。

賑やかな商店街も、少し路地に入ると落ち着いた雰囲気のお店が立ち並びます。
穏やかで素敵なご夫婦が営むスペイン料理とワインの店で、ここでしか味わえないサンドのランチをいただいてきました♪

「huerto」とはスペイン語で「菜園」という意味。畑を耕すことがお好きなご主人とパン屋で働いていた奥さんが、長年携わってきたスペイン料理のお店を昨年12月にオープン。
毎日お店で焼くパンに、huertoさんの菜園で採れたお野菜、その他にもこだわりの「自家製」の品々がたくさん！
これも自家製？！なんて思わず言ってしまうくらい美味しい品々に魅了されっぱなしです♪

huertoさんのランチは、メインのサンドと3種のおかず、そしてポタージュがついてきます。
ポタージュと2種類のサンドは週替わり、さらにおかずは仕入れによって毎日違うとのこと！
毎週はもちろん、毎日でも通ってしまいたい…！

この週のメニューは…
◆自家製ベーコンとトマト・卵のサンド
◆エスカリバダサンド
◆春キャベツのポタージュ

この日のおかずは…
◆トルティージャ
◆自家製いわしのコンフィ
◆しいたけとチョリソのオーブン焼き

2種のサンドはどっちを選んでも、もう片方も食べたくなってしまうのでは…！？今回は贅沢に！両方いただきます♪

まずは「自家製ベーコンとトマト・卵のサンド」。
卵は目玉焼き。お野菜たっぷり、お野菜好きにおすすめしたい一品。
食べていると少し独特な香りのする葉っぱがあるなぁと思ったら、店長さん曰く「からし菜（レッドからし菜）」の香りだそうです。普通の葉物野菜だけにするより、少し香りなどでアクセントをつけたかったとのこと。
自家製ベーコンはちょうどよい塩気で、ベーコンの香りがフワッとひろがり、お野菜やパンと一緒に食べてもしっかり存在を主張してくれます。

食べ進めていくと、半熟の目玉焼きから流れ出した黄身がベーコンの旨味と一緒にパンにしみ込んで、2度おいしいを楽しめました♪

『エスカリバダ』とはスペイン料理の焼き野菜マリネのこと。じっくり火が通った野菜からは、素材が持つ優しい旨みと甘みがじんわりと溢れ出ています。
さらにこのサンドにはエスカリバダに合わせて、これまたスペイン産のアンチョビが入っています！
赤・黄パプリカ、ナス、玉ねぎといった野菜から生まれる甘みに、アンチョビの塩気が本当～に絶妙にマッチ！サンドの具だけでも一品料理として食べたいくらいです…！

具がた～っぷりと挟まれた両サンド、紙に包まれてサーブされるので、ガブっと豪快に食べるのも良し、ナイフとフォークでじっくり味わいながら食べるのも良し。お好みの食べ方でどうぞ♪

さて、サンドもさることながら、その脇を固める品々も全て絶品！
◆春キャベツのポタージュは、ほんのりとキャベツが香りとってもクリーミー。キャベツの甘みが感じられる控えめな味付けで、サンドやおかずにベストマッチです！

◆しいたけとチョリソのオーブン焼きは、肉厚のしいたけのジューシーさがすごい！しいたけ独特の臭みが全く感じられないので、苦手な人もぺろりと食べられるのではないでしょうか。
チョリソといえば辛いソーセージを思いうかべますが、実は辛いのはメキシコ風のもの。スペインのものは辛くなく、具のおいしさが口いっぱいに広がります。

◆トルティージャはスペインオムレツのこと。ふわふわ玉子にほくほくのジャガイモがぎっしりと詰まっています♪食感がとても軽いので、あっという間にぺろり！あと3つは食べられます…！

◆自家製いわしのコンフィは、いわしをオイルに浸しゆっくりと熱した保存食。しっとりとした身にオイルの風味がついていて食欲をそそります。なんと骨まで食べられるとのこと。もちろん、骨の食感が苦手な方は取り除いて食べても大丈夫ですよ♪

今回はランチをいただきましたが、もちろん夜も美味しそうな料理がいっぱい！
カウンターにドン！と置かれたスペイン料理店に欠かせない生ハムの原木が「夜もおいでよ～」と誘惑してくる声が聞こえてきます…！
サンドで使われていた絶品のパンも注文可！これは行くしかない！

喧騒から離れてゆっくりと、だけど楽しく幸せな雰囲気でお食事をしたいときは是非、huertoさんを訪ねてみてください♪