『なら地域猫の会』さんによる『猫の譲渡会』がならまちのシルクギャラリー『Mano』さんにて開催されました！
ネコと暮らして約２０年。今も保護猫６匹と暮らす、動物大好きなすぎねこもずーっと気になっていたイベント。
昨年１0月から始まり、今回で４回目の『猫の譲渡会』に参加してきました！

『ミルクボランティア』と言うのは、保健所や多頭崩壊の現場から保護してきたネコちゃん達を一時的に預かり、心のケアと共に人との暮らしに慣れるように生活を共にするボランティアさんです。

数名のミルクボランティアさんのお家から約１０匹のニャンコちゃんがやってきました！

みんな普段はお家ではのびのびと自由に暮らしている子たちばかりですが、やっぱり知らない場所に来て多くの知らない人に見られる状況と言うのには慣れておらず、顔は緊張していました。
でも、野良ネコちゃんが怯えて緊張しているようなお顔ではなく、穏やかな緊張？表現が難しいですが、怖い顔をしている子は１匹も居ませんでした。

中には最初から終わりごろまでずーっと眠っている子もいたり、個性も見て取れました。(*^▽^*)

譲渡会のイベントは約2時間。
短いと感じるかもしれませんが、初めての場所で多くの知らない人に見られるというネコちゃん達のストレスに配慮したものです。

この日は、お子様と一緒に参加されるご家族や、ご夫婦での参加、お一人で来られた方等、本当に色々な方が来られていました！

ニャンコちゃん達が入っているケージをのぞき込み、その子の性格が掛かれたプレートをじっくり見て、気になった子がいたらスタッフの方に話を聞く、と言うのが大まかな流れになります。

そこから、ご家庭の状況や質問等の聞き取りをスタッフさんがされ、お話が整えば１週間のトライアル期間に入り、ネコちゃんとの相性などが合えば正式譲渡となります。

みなさんネコちゃん達の様子をじっくり見てじっくり考えていらっしゃりました。

この日、ここに来た子たちはあくまで一部。
新しいお家を待っているニャンコちゃんはまだまだ沢山。
来られなかった子は写真で紹介されていました！

みんなそれぞれの個性が細かく書かれており、もしこの中から実際に会ってみたいという要望があれば、スタッフさんからミルクボランティアさんに連絡が入り、お見合いの日程が組まれます。
なので、実際に出会える機会はもっともっと多いんですよ♪

人に飼われることが幸せなのかと言うと、猫に聞いてみないとわからない難しい問題ですが、生まれてすぐ保健所に連れて行かれ殺処分。
車等との接触による事故死。
感染症などによる病死。
心無い人による虐待死。
そんな状況よりは、こういった譲渡会で迎え入れてくれる人と共に暮らし生を遂げる方がまだ幸せだと思います。

奈良は殺処分数ワースト１と言う不名誉な実績を得たこともあります。
しかしながら、『なら地域猫の会』さんを含む多くのボランティアさんたちの働きによって、各自治体の動きもここ数年で変わりつつあります。
昨年には『なら市民だより』に保護猫活動の記事が掲載され、今年１月には奈良市が主体となり、奈良市保健所で犬猫の譲渡会が初めて行われました。
少しずつ少しずつ意識が変われば状況も変わると示してくれました。

安易に減らすのではなく、人と動物が共に暮らしていける状況、活動がもっと広がるように私も少しずつお手伝いをしていきたいと改めて思いました。

次回は3月25日に同じく『Mano』さんにて開催されます！
もし、新しい家族を迎えたいとお考えの方は、是非一度譲渡会に足をお運びください。

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