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奈良・生駒のイベント行ってきました♪

平城京タイムトリップウォーキング レポート

平城京タイムトリップマップ片手に左京を行く

奈良ロータリークラブ主催 春の奈良市を歩きます

さる4月9日に、行って参りました!
奈良ロータリークラブ主催の、平城京タイムトリップウォーキング。

奈良時代の奈良に焦点をあて、平城京の左京を歩きながら、ポイント毎に、奈良市埋蔵文化財調査センター所長の森下惠介先生とボランティアガイドさんから説明を聴ける、歴史好きにはたまらない企画です。

学生時代にとった、日本史テスト25点の勲章を胸に、私も張り切って参加です。
歴女でなくても、季節は春。
桜が1番綺麗な時期なので、とっても楽しみにしておりました。

さあ、心懸かりだった天気にも恵まれ、青空で日差しが痛い程の晴天の中、
平城京タイムトリップウォーキングの始まり始まり~。

参加者も多数 人気のウォークになりました

奈良でも、変わらず 根強い人気のウォーキング。
奈良ロータリークラブさんの予想を大きく上回る、総勢250名の方々が集まりました。

出発地点の大安寺南門は、参加者の方々の活気に、満ちあふれています。
それぞれ班にわかれて、開会式を待ちます
それぞれ班にわかれて、開会式を待ちます

奈良市のことを思う方々の熱い挨拶

開会式は、奈良市長の仲川げん氏の挨拶で始まりました。続いて 奈良ロータリークラブ2015~2016年度会長、安田勝彦氏、奈良ロータリー社会奉仕委員長の河野良文氏(本日ウォーキングの出発地点:大安寺の貫主さんです)。そして、本日の先生:奈良市埋蔵文化財調査センター所長の森下惠介先生です。

今日のイベントに対する意気込みと皆さんの奈良市への思い入れが伝わってきます。
やはり、奈良市に住んでいる人が奈良市の事を知るって、本当に大切だなあと思います。まいぷれのキャッチフレーズMY PLACE♪MY PLEASUREが心に浮かび、胸が熱くなる思いです。
奈良市長 仲川げん様
奈良市長 仲川げん様
奈良ロータリークラブ2015~2016年度会長 安田勝彦氏
奈良ロータリークラブ2015~2016年度会長 安田勝彦氏
奈良ロータリークラブ社会奉仕委員長の河野良文氏
奈良ロータリークラブ社会奉仕委員長の河野良文氏
奈良市埋蔵文化財調査センター所長の森下惠介先生
奈良市埋蔵文化財調査センター所長の森下惠介先生

いざ出発 気分は学生です

各班ごとに、歩き始めます。 私達は1班です。
班行動なんて、四半世紀近くしていなかったので、新鮮。
学生時代に戻ったかのようです。

大安寺の南門を出て、まず向かうのは、大安寺の七重の塔跡。
大安寺は、東大寺が出来るまでは、日本で一番大きなお寺だったそう。
当時のお寺は学問や文化のセンターだったというから、
その時代のブレーン達がここに集まったんでしょうね~。
スタート地点の<br>大安寺の南大門
スタート地点の
大安寺の南大門
大安寺の東塔跡<br>ここの礎石は、後に大和郡山城の建設に使われたそう
大安寺の東塔跡
ここの礎石は、後に大和郡山城の建設に使われたそう
その後、奈良市埋蔵文化財調査センターに向かって、田んぼのあぜ道をぽくぽく歩きます。
菜の花の黄色に蓮華のピンク、そこここに、伸び始めた青い雑草が鮮やかです。
先日の雨で少しぬかるんだ部分を、所々でよけながら、小学校の時、よく道草しながら帰った田んぼ道を思い出しました。

佐保川の桜並木に出て少し行き、奈良市埋蔵文化財調査センターに立ち寄ります。
そこで、大安寺西塔の飾瓦を見物して、さらに、桜並木沿いを行きます。
暖かい日で、このころには、少し汗ばむほどの気温になっていました。桜は、満開を少し過ぎたものもありましたが、まだまだ美しく、散った桜じゅうたんの上を歩くのも風流でした。

参加者の半数近くは中高年の方なんですが、皆さん健脚です。少し写真撮りに止まったりすると、すぐに距離が空いてしまい、「はーい1班さん、もうちょっと詰めて歩きましょう~!」と声が掛ります。
のどかな田園風景を<br>春の花々が彩ります
のどかな田園風景を
春の花々が彩ります
スゴイ迫力! 飾瓦に鬼面をつけるのは<br>奈良時代に入ってからだそう
スゴイ迫力! 飾瓦に鬼面をつけるのは
奈良時代に入ってからだそう
佐保川の桜並木を右手にみて歩きます<br>春ならではの企画ですね
佐保川の桜並木を右手にみて歩きます
春ならではの企画ですね
藤原仲麻呂邸も今は閑静な住宅街に姿を変えました
藤原仲麻呂邸も今は閑静な住宅街に姿を変えました
次のポイントは、住宅街によくある児童公園です。
何だろう?と思ったら、昔は藤原仲麻呂の邸宅だった場所の真ん中あたりになるそうです。
昔に、この辺り一帯が、邸宅だったんだなあと思うと、感慨深いものがあります。
そこに、今は閑静な住宅街が広がっているのも、なにか縁の様なものを感じます。

さらに、道に戻って、どんどん北上します。
大宮通りに出てすぐに、宮跡庭園がありました。
ここは、奈良時代につくられた庭の石敷きがそのままに残っている、大変貴重なものだそう。
自然を摸した曲線使いの庭園は、奈良時代に出現し始めたそうで、これは、平城京が大きな都市であったことを示すそうです。
都市の中にいると、自然が恋しくなって、自然の風景を切り取ったような庭が造ろうと思うなんて、今も、昔も日本人の心は変わらないのですね。

石敷きは、保存修理の最中で、足組みとテントに覆われていました。
また、修理が終わったら、観に来たいなあと思いました。
奈良時代の人々がみていたのと同じ眺めを、永い時を経て、現代の私達が目にすることが出来るなんて、本当に素晴らしいことだと感激です。「奈良は古の都」なのだと実感しました。
保存修理中の石敷き<br>岬や砂浜と名付けられた岩もみえます
保存修理中の石敷き
岬や砂浜と名付けられた岩もみえます

ウォークも半ばを過ぎ、さらなるポイントへ

庭園の後は、すぐ斜向かいにある奈良市役所へ。
市役所内の大きな平城京のジオラマを見学させてもらいます。

今、歩いてきた道は、あれかな、これかも!
私の家は、あの辺り・・など、言い合いました。
やはり、興味を持ってウォークした後だったので、とても面白く見学できましたよ。
そして、屋内だったので、よい休憩にもなりました。

市役所を出て、イトーヨーカドーへ。
皆さん御承知のように、イトーヨーカドーは長屋王邸跡に建っています。
無念の死を遂げた長屋王に思いを馳せながら、お店横のパネル説明を受けた後は、
さあ、いよいよ、ゴールの平城宮跡です。
圧巻のジオラマ<br>平城京の大きさに改めて驚きます
圧巻のジオラマ
平城京の大きさに改めて驚きます
平城京へは、横の小道から入りました<br>こんな道があったなんて、知りませんでしたよ!
平城京へは、横の小道から入りました
こんな道があったなんて、知りませんでしたよ!
正面とは違う、横の道から平城宮跡に入ります。
平城宮跡も、ピンクに黄色、紫と、春の色に染められて、とても綺麗でした。

朱雀門はみえども、彼方向こうにあります。
歩けど歩けど、なかなか近づきません。
平城京の壮大さを、身をもって感じました。

最後の力を振り絞って?ゴールの朱雀門に到着!
そこで、奈良ロータリークラブの委員さん達に迎えられました。
お疲れ様~!楽しかったですか~?優しい声を掛けてもらい、
感動屋の私、またもやジーンとしてしまいましたよ。

最後の方、普段の運動不足がたたり、少し疲れましたが、大変有意義な一日となりました。

本当の意味での歴史発見

ゴールの朱雀門<br>お疲れさまでした
ゴールの朱雀門
お疲れさまでした
若草山をバックにゴールに向かう参加者<br>楽しい一日になりました
若草山をバックにゴールに向かう参加者
楽しい一日になりました
春のうららかな日に、ウキウキ気分で始まったウォーク。

班に分かれて、ポイントに向かって歩くのは、
学生時代に戻ったかのようで、大変新鮮でした。
また、そうすると、不思議なもので、初めてお会いした方々にも、気軽に話しかけたり、
その中で、意外な共通点が見付かって、話がはずんだり・・・・。

また、ウォークを通じて、奈良市の歴史に触れることは、
本や教室で学ぶのとは違って、体験を通じて事実をなぞるので、
分かりやすく、本当の意味で歴史を学べました!

私達は、奈良の歴史が脈々と続いた結果、今現在いるのだということ、
そして、まさしく歴史を作る一員なのであるから、
この奈良市を大事にして、さらに良くして、次世代につないでいかないといけないと
心から思いました。

奈良ロータリークラブの皆さま、お疲れさまでした。
有意義な企画を開催していただき、ありがとうございました。
まいぷれ奈良チームも楽しく参加いたしました。

皆さんも、また、面白い行事を、まいぷれ奈良でみつけて下さいね!
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